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先代のピピを老衰で亡くして1年がたった頃の
1993年10月12日。

君はうちの玄関前に動くことも出来なくなってうずくまってたね。

初めて見た時には本当にビックリした!
先代のピピがいるのかと思うほどそっくりで
お姉ちゃんは空から天使が降りてきたと思ったよ。

抱き上げてみると身体中にノミのフンがこびりついて
その上をまだウジョウジョとノミが這い回っていたのを
覚えています。

急いで病院に連れて行ったらノミに血を吸われすぎて貧血と
衰弱からの体温の低下。
ノミを根気よく取ってやり温めてあげるようにって先生に
言われたのにお姉ちゃんはノミが憎くて帰ってからすぐに
お風呂に入れたよね。お湯が真っ赤になった時は涙が
止まらなかった。
まだストーブは早い季節だったのに二人で一緒に温まったね。
お姉ちゃんはあの時、本当は汗だくやってん。
でも、すっきりして気持ちよかったやろ?



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早く元気になるようにその日のうちに名前をつけてあげたね。
PIPIって。先代のピピと同じ名前。

肺炎、お腹の虫、耳ダニ、口内炎。
それからは病院通いが3ヶ月ほど続いたね。



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野良猫かあちゃんがPIPIを他の兄弟と一緒に連れ歩いてるのは
知ってたけど全然、慣れてなかったしまさか
よれよれでPIPIだけが取り残されるとは思ってもなかった。



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PIPIはすぐにお布団におしっこをしてたからお姉ちゃんは
毎晩布団の上からビニールをかぶって寝てたよね。
水分が蒸発しないから毎朝、汗だく。パジャマはびしょびしょ。
いったいこんな生活を何年、続けたかな?



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それから阪神大震災を一緒に経験して
お姉ちゃんが結婚をしたから一緒に2回引っ越しもしたね。



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PIPIが9才の時にジュニアをお姉ちゃんが連れて来たけど
PIPIは初対面の時だけ『シャ~』なんて怒ったけど
それからは本当に可愛がってくれたね。


ジュニアが小さい時はいっつもいっつも一緒にいてくれたね。

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PIPIとお姉ちゃんとで可愛がりすぎたか今でも
ジュニアは甘えん坊で赤ちゃんのままやで。



PIPIが12才の12月10日。
お姉ちゃんはまたテトーを連れてきたね。
怖がって怒るジュニアをなだめるようにジュニアの
近くにずっといてくれた時には本当に感謝したよ。



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そしてPIPIが迎え入れてくれるんやったらテトーも家族になれる
って確信して本当に本当にお姉ちゃんは幸せやってん。
あんな幸せな気持ちになったのは生まれて初めてやったと思う。
ありがとうな。PIPI。
あんな気持ちにさせてくれて。



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ずっと一緒と思ってた。
いつかもっと年を取ってお姉ちゃんの元から旅立つ時は
延命はせずに静かに一緒に時を過ごそうって思ってた。
でも、それまではまだまだ時間があると思ってた。

PIPIへ。。。
近頃やっとジュニアがよく鳴くようになったよ。
テトーはまるでPIPIと同じ行動をするねん。
お姉ちゃんがお風呂やおトイレに入ってたらずっと外で待ってるし
PIPIが一生懸命にジュニアを舐め舐めしてたように
今、必死にジュニアを舐め舐めしようとしてる。
テトーも思ってた以上にいい子に育ったよ。
PIPIがあんな優しい瞳で見つめてた子を恨んだりして
ごめんな。後はお姉ちゃんや。
PIPIに心配をかけんようにせなな!
1つPIPIに謝らんないかんことがあるねん。
どうしても火葬が出来なくて先代のピピと同じ所に
埋めてしまってごめんね。淋しい思いさせたよね。
ほんま、お姉ちゃんは勝手な人間やわ。ごめんやで。
そして、おっちゃんが帰ってくるまで10時間以上あったのに
死後硬直にならずにやわやわのまま待っててくれて本当にありがとう。


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テトーが来てから5日目の朝。
いつものようにオシッコ砂の掃除をしてリビングに
足を踏み入れた時にいつも座っている食卓テーブルから
トンって下りたPIPIはそのまま横たわってしまい
動かなくなってしまいました。

どうしたのかわからず怖くてただ動かしてはいけないような
気がして息がしやすいようにあごを上げてあげて
ずっとPIPIの名前を呼び続けてた自分がいたと思います。

ものすごく長い時間のようなきがしてけど3分ほど。
番組と番組の間のCMの時間程度。
そのままPIPIは息を引き取りました。
いったい何が起こったのかまったくわかりません。
下りたときにフローリングで頭を打った感じもなかったし
滑った感じもありませんでした。

息を引き取った後に病院に行き
どうして?寝てるだけ?PIPIが目を覚ましてくれません。
って訴えました。

先代のピピの頃から通っている病院で心臓発作か
人間で言う脳梗塞みたいなものかもしれない。
それでも蘇生は10分が勝負です。
もうPIPIちゃんは起きないよって言われました。

だって救急車呼んだら来てくれる!
心臓どこにあるかわからんしマッサージできんし
動かしてもダメなんでしょ!
あたしとPIPIの10分なんて何にできん時間やん!
って泣き叫んだのを覚えています。

PIPIを連れて帰りいつもの籠に入れてやり一緒にいました。
ジュニアは動かなくなったPIPIを怖がってリビングに
こようとしませんでした。
テトーはあんなに嫌がってたケージに自分から入り
出てきませんでした。

私はこの子達のフォローをする余裕もなくずっと泣いていました。

今、振り返ると人間ってあんなに涙が出るんだ。って思います。

ジュニアはこの日から鳴かなくなりました。
バンビちゃんのように踊るような走り方もしなくなりました。

そして私は大きな幸せを感じると大切な物を奪われる
だから何も望まないと思うようになりました。
身体の一部をもぎ取られたような痛みがいつもつきまといました。

今でもどうしてあんなことになったんだろ?って考えてしまいます。
PIPIは最期まで姉ちゃん孝行でした。
もし、あの日がPIPIの寿命だったとしても私の目の前で
逝ってくれました。もし私が仕事に出た後だったら
私はもっと自分を責めたり後悔をしていたんだと思います。
最期まで本当に優しい子でした。 

うちはみんな拾った子なので拾った日が誕生日です。
命日じゃなく私の元に来てくれた今日に
ちゃんと振り返らないといけないって思いました。







[2007/10/12 22:00] PIPI | TB(0) | CM(14)